2017年09月17日

生還者

下村敦史さんの「生還者」を読んだ。

厳冬期のヒマラヤで遭難が発生、奇跡的に生還した登山者がいた。
彼はある登山者に助けられたと証言。
一躍助けた登山者は英雄となった。
ところが後日さらにもう一人が生還する。
そして英雄となった人は登山装備を盗んだ卑怯者と証言する。
全く別の評価となり、世間は混乱する。
どちらが正しいのか?

この作者の小説は初めて読んだが、なかなかよく練られていておもしろかった。
最後まで謎解きが続き読み手を飽きさせない。

posted by 鎮爺 at 20:46| Comment(0) | 読書

2017年09月03日

ブロッケンの悪魔

樋口明雄さんの「ブロッケンの悪魔」を読んだ。
タイトルだけではわからなかったが、南アルプス山岳救助犬シリーズだった。
元自衛隊員が北岳山荘に立てこもり、巡航ミサイルを東京に向けて設置。
北岳に続く林道は爆破され通行不能。
折から台風が接近し山荘は孤立する。
ここに行くには徒歩で向かうしか無い。
彼らの目的は何なのか?

樋口さんの小説の自然の描写が好きだ。
今回も台風の描写が素晴らしい。
内容的には「ホワイトアウト」に似ているが、この手の小説は設定が似てくるのだろう。
ハラハラしながら読み進むことができた。

posted by 鎮爺 at 07:38| Comment(0) | 読書

2017年08月07日

空母いぶき 7

「空母いぶき 7」を読んだ。
最近は北朝鮮問題がクローズアップされているが、尖閣諸島を巡る危機は解決していない。
こちらにも関心を持つべきだ。
物語はいよいよ緊迫してきた。
日本は人命尊重という立場からジレンマに悩む。
苦肉の選択として総攻撃開始の時間を通告する。
果たして人民解放軍は撤退するのか、それとも全面戦争に突入するのか。
次回が楽しみだ。

posted by 鎮爺 at 20:58| Comment(0) | 読書

2017年08月06日

短編少女

「短編少女」を読んだ。
9名の作家による短編が収録されている。
それぞれに個性があっておもしろい。
やはり読みやすいというのが一つの目安で印象が強くなる。
中田永一さんの「宗像くんと万年筆事件」はその中でおもしろかった。
いじめに遭う少女が万年筆を盗んだと、みんなから攻撃対象になる。
そこに家庭的に恵まれない宗像君が登場する。
彼は万年筆を盗んだ真犯人を突き止める。
そしてかれは、家庭の事情で夜逃げをして少女から去って行く。
短編として実に見事な展開、印象に残る事件、読みやすさがそろっていた。

posted by 鎮爺 at 07:25| Comment(0) | 読書

2017年07月19日

白バイガール 幽霊ライダーを追え!

佐藤青南さんの「白バイガール 幽霊ライダーを追え!」を読んだ。
このシリーズは2作目となる。
主人公の目標は箱根駅伝の先導をやるということだ。
私はバイクに関しては全くの無知。
しかし、ライムグリーン色のカワサキNinja 250 なんて女性が操ったらかっこいいと思う。
さて幽霊ライダーの話なのだが、どうも主人公が浮き出てしまって幽霊ライダーが霞んでしまう。
白バイ隊員をあざ笑うように振り切ってしまうバイク。
果たしてその目的は?
眠気を堪えながら何とか読み切った。

posted by 鎮爺 at 06:51| Comment(0) | 読書

2017年06月12日

雪煙

森村誠一さんの「雪煙」を読んだ。
発表されてからもう20年になる作品だ。
その辺を考慮して読まなくてはいけない点がある。
しかし、登場人物があまりにも絡み合ってしまう偶然がなんとも作為的に感じてしまう。
主人公は海外の山で偶然知り合った女性と国内で偶然出会ってしまう。
それも見合いの席での話である。
その見合いの相手と結婚した男性が事件の鍵を握り、主人公の殺害されたかつての恋人ともつながっていく。そのほかにもいろいろ・・・
ともかくそんなことは考えないで楽しく読むものだろう。

posted by 鎮爺 at 21:38| Comment(0) | 読書

2017年05月11日

白バイガール

佐藤青南さんの「白バイガール」を読んだ。
バイクのことは詳しくないので割愛。
実際に白バイに捕まったことがあるので、あまりよい印象は無い。
しかし、女性警官だったらいいかな?
ここに出てくる女性警官はそんなに美人でも無さそうだ。

登場人物が、人に嫌われる職業であることを自覚しているのがいい。
そりゃそうだ。
ノルマ達成の過酷な現実。
好きこのんでやる職業では無い。

物語は新人女性隊員の悩みと成長を描いている。
続編もあるようなので読んでみたい。

posted by 鎮爺 at 21:30| Comment(0) | 読書