2018年03月20日

山の人生

柳田 国男氏の「山の人生」を読んだ。
もう100年も前の著作だ。
それだけに難解なところも多数ある。
まず、タイトルと内容が一致していない。
山人、仙人、天狗、神隠しはどんなものなのか?
山人は顔が赤く、身長は6尺程度で高く、腰に樹木の皮や葉を身につけていた。
里の人との交流は無く、虫、鳥、小動物を食しているという。
この本の中には西上州の妙義山、黒滝山が登場する。
この近くにも山人がいたのだろうか。
柳田国男氏によれば日本にいた先住民ということになる。
なぜ滅びたかは6の道筋があると言う。
山歩きをしていて何となく視線を感じたり、遺構らしきものを見たりすると果たして山人は絶滅していないと考えたくもなる。

posted by 鎮爺 at 11:28| Comment(0) | 読書

2018年03月12日

夏雷

大倉崇裕さんの「夏雷」を読んだ。
元探偵で今は下町の便利屋をしている主人公。
ある日、さえない中年男性が「槍ヶ岳」に行きたいので手伝って欲しいと依頼に来る。
何のために槍ヶ岳に登りたいのかは不明。
おまけに依頼人の住所も明かされていない。
トレーニングとして丹沢や鳳凰三山を登る。
さあ、槍ヶ岳と言うときに依頼人は殺害されてしまう。

ここまではサスペンスとしておもしろい。
ところがこれを境に物語はつまらない方向に一変する。
全くスタンスが違って別人が書いているようにも感じる。

結末は何となくこじつけで完結。
何とも締まらない小説だった。

posted by 鎮爺 at 21:15| Comment(0) | 読書