2018年11月20日

新編 山小屋主人の炉端話

工藤隆雄さんの「新編 山小屋主人の炉端話」を読んだ。

山小屋では不思議なことや危険なこと感動することがある。
私自身は山小屋は利用することが少ないので、何とも言えないのだが主人は苦労していることがわかる。

松葉杖で訪れた夫婦、目が見えない子供達を連れたボランティアの話は感動ものだ。
しかし、暖かく迎え入れるのは良いのだが、”もしも”を考えると恐ろしい。

山小屋を任されて日の浅い管理者はやはり失敗はあるものだ。
致命的にならないから良いのだけれど、小屋には泊まりたくない。


posted by 鎮爺 at 06:50| Comment(0) | 読書

2018年11月11日

日本アルプスの彗星

谷山稜さんの「日本アルプスの彗星」を読んだ。
なかなか面白い。
オヤジの淡い恋心を描いているというか、願望を描いているのかもしれない。
白馬岳の先に不帰嶮で若い女性に会う。
女性は大型のザックを背負って日本海の糸魚川からアルプスを縦断して太平洋に行くという。
それも単独でテント泊だという。
こうなるとオヤジは当然興味を持ってしまうだろう。
縦走する女性の先回りをしてサポートをしていく。

はたして、太平洋にたどり着くことができるのか。
その時は確実に迫ってくる。
妻子をどうするのか?

それにしても、物語に出てくる山は歩いたところがほとんどだ。
読みながらその記憶を辿るのは楽しい。

この物語にはモデルがいる。
1999年に実際に歩いているそうだ。
ところがネットで検索すると、その後も女性が単独で縦断している。
すごい人がいるものだ。

posted by 鎮爺 at 19:53| Comment(0) | 読書

2018年11月04日

レスキュードッグ・ストーリーズ

樋口明雄さんの「南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ」を読んだ。
このシリーズは面白い。
舞台は北岳の山岳救助隊の物語で、山岳救助犬とハンドラーの物語だ。
もちろん架空の物語であるが、妙に現実感がある。

この本は短編集となっており、いくつかのエピソードが描かれている。
シリーズを読んでいるものにはたまらない。

特に「相棒(バディ)」は泣かされる。
「犬の一生は短い。飼い主を追い越し、年老いて、ひとよりも先に逝く」
これが定めとわかっていてもつらいことは事実だ。
山岳救助犬として人の命を何度も救っているにもかかわらず、別れは突然やってくる。

樋口明雄さんの書く物語は心に沁みる。


posted by 鎮爺 at 20:53| Comment(0) | 読書