2018年06月13日

神坐す山の物語

浅田次郎さんの「神坐す山の物語」を読んだ。
作者の母は東京の御嶽山の神主の娘だ。
物語は母の姉、つまり叔母が語り部として体験したことを話している。
この話は創作なのか事実なのかわからなくなってくる。
話はおそらく昭和30年頃、私も子供時代を同じような体験している。
火の玉、狐の嫁入りなど不思議な情景を覚えている。
その体験を基にすると事実なのかと思う。

狐憑き、天狗、見知らぬ少年

印象に残ったのは「聖」という編。
ある夜、御嶽山の神社に山伏がやってくる。
ここで修行してから熊野に向かうという。
荒行をこなしながら自分を律していく。
しかし、どうしてもここの人たちはその素性がわからない。
百日の万行を終えた山伏はどうなったのか。
あまりにも哀れと思うのは早計かもしれない。

posted by 鎮爺 at 21:43| Comment(0) | 読書
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