2019年03月17日

許されざるもの

樋口明雄さんの「ゆるされざるもの」を読んだ。
「約束の地の続編だ。

農業被害が続く八ヶ岳市(架空)
中国からオオカミを輸入して試験的に放つ事になる。
当然、住民からは不安の声が上がる。
オオカミを放つなんて危険すぎる。
イノシシやクマは見つけ次第射殺すれば良いことじゃないかと。
しかし、狩猟者の減少でそれもままならない。

さてどうすれば良いのか?

個人的にはオオカミを導入することは、かつての日本の食物連鎖に採って必要じゃないかと思う。
オオカミは大神として崇められてきた経緯をみると、絶滅したことによって弊害が出ているように思う。
こう言った着想は大切にしなくてはならないように思う。

樋口明雄さんの小説は面白い。
難しい文体ではないから感情移入も容易
まだまだ、読んでいない作品もあり、徐々に読み進めていきたい

posted by 鎮爺 at 21:18| Comment(0) | 読書

2019年02月08日

約束の地(上・下)

樋口明雄さんの「約束の地(上・下)」を読んだ。

物語は架空の組織WLP(ワイルドライフ・パトロール)
この組織は環境省に属し、野生動物が農作物や人への危害を防止することと、保護を目的としている。
原則として野生動物は山に追い返すのがその手段だ。
八ヶ岳市(架空)にあるWLPに新任の所長が異動してくる。
ここには巨大な熊、そして巨大なイノシシが生息。
彼らとの対峙もやむなし。
しかし、野生動物は深刻な病に取り付かれていた。
WLPと猟友会の対立、転校してきた子供への嫌がらせ。
廃棄物処分場の利権。
様々な要素が伏線となり物語は進んでいく。

樋口明雄さんの文章は読みやすくわかりやすい。
上・下巻を読むのはつらいとは思わなかった。



posted by 鎮爺 at 21:41| Comment(0) | 読書

2019年01月06日

遠野物語

柳田國男さんの「遠野物語」を読んだ。
民俗学者 柳田國男さんの代表作であり傑作でもある。
内容については断片的に知っていたので読むのが延び延びになっていた。
文語調の文体が違和感を感じるとあったが、全くそんなことはなくむしろ読みやすい。
この物語の内容を伝えるのはむしろ文語体の方がふさわしい。
神隠し、座敷わらし、河童は本当にいたような錯覚に陥る。
読んで良かったと思うし、読み返したい物語だった。

posted by 鎮爺 at 08:16| Comment(0) | 読書

2018年12月24日

ナベちゃんのヨメ

辻村深月さんの「ナベちゃんのヨメ」を読んだ。
短編小説?超短編小説の方が良いかな?
15分ほどで読み終えてしまう。
ナベちゃんは女性のから見ると恋人の対象とはならない男の友人。
そのナベちゃんから結婚式の招待状が届く。
しかし招待するに当たって希望がある。
女性陣はあくまでも新婦の友人として出席して欲しい。
そして余興で新婦との思い出を歌にして唄って欲しい。
そこで女性陣はちょっとイラつく。
なんで・・・・・

短いエピソードだがなんとなく物語が心に残って想像力を膨らませてしまう。

posted by 鎮爺 at 21:14| Comment(0) | 読書

真犯人

翔田 寛さんの「真犯人」を読んだ。
物語は現在と過去を行き来する。
誘拐殺人事件の時効直前、特別捜査本部が設置され再捜査が始まる。
このときの捜査本部の様子が中心となって物語が進んでいく。
重要人物が浮上、捜査を進めるが決定的な証拠がない。
残念ながら誘拐事件は時効を迎えてしまう。
その後、誘拐事件の当事者の父親が子供の遺体発見場所で殺害された。
事件は意外な方向に進んでいく。

物語の結末まで最後の部分は一気に読み進めてしまう。
面白い物語となっていた。

posted by 鎮爺 at 20:33| Comment(0) | 読書

ショカツ

佐竹一彦さんの「ショカツ」を読んだ。
佐竹さんは元警視庁警部補と言うことで、警察組織の描写がリアルだ。
子供がボウガンで頭を射貫かれる。
子供の親を含めて怨恨説に基づいた捜査が始まる。
しかし、真犯人はどんな人物なのか捜査は意外な方向に進んでいく。
最後まで楽しむことができた。

posted by 鎮爺 at 19:29| Comment(2) | 読書

2018年11月20日

新編 山小屋主人の炉端話

工藤隆雄さんの「新編 山小屋主人の炉端話」を読んだ。

山小屋では不思議なことや危険なこと感動することがある。
私自身は山小屋は利用することが少ないので、何とも言えないのだが主人は苦労していることがわかる。

松葉杖で訪れた夫婦、目が見えない子供達を連れたボランティアの話は感動ものだ。
しかし、暖かく迎え入れるのは良いのだが、”もしも”を考えると恐ろしい。

山小屋を任されて日の浅い管理者はやはり失敗はあるものだ。
致命的にならないから良いのだけれど、小屋には泊まりたくない。


posted by 鎮爺 at 06:50| Comment(0) | 読書